国際交流市民ボランティア入門講座(2019年2月17日・24日)
国際交流関係のボランティア活動に関心のある人を対象とした「国際交流市民ボランティア入門講座」を今年度も開催しました。第1回目(講話)と第2回目(ガイダンス)の2回連続講座です。
    <第1回>(2月17日)

第1回目は松山東雲女子大学の柴崎先生をお招きし、ボランティアの基本についてお話しいただきました。

まずはアイスブレイクで緊張をほぐします。

じゃんけんでお互いに好きな数字を出し、ぴったり数字を7にする7じゃんけん。
不思議にも初対面の人ともじゃんけんをするだけで、雰囲気が一気に和やかになりました。

最初は、「ボランティア活動の三原則」についてのお話です。
ボランティア活動は「自主性」「無償性」「公共性」の3つの柱から成り立っているそうです。

「自主性」:誰かに言われてするのではなく、自ら進んで行うこと
「無償性」:お金をもらうことを目的としないこと
「公共性」:自分のためではなく、みんなのため、社会のために行うこと

どれか一つでも欠けていたら、それはボランティアではなくなってしまうのです。

 

では、ボランティア活動の目的とは何でしょう?
「あなたはなぜボランティア活動をするのですか?」と聞かれたら?
「わたしがボランティア活動をしたら○○が○○になるから」という形式で、皆さんに考えていただきました。

・わたしが満たされた気持ちになるから
・わたしが元気になるから
・困っている人や助けが必要な人が幸せになるから
・相手の外国人の方が、日本文化や言葉をより理解してくれるようになるから

など皆さんのお答えはさまざまでしたが、これらの回答からも、ボランティア活動には「自分づくり(わたしが…)」と「社会づくり(相手が…)」の二側面があることが分かりました。

次はワークショップとして、これからボランティア活動を行うにあたり、自分自身(社会)の現状と未来を文字に表してみる作業をしました。

今の自分と、いつかこうなりたい自分を描いてみることで、具体的な目的や方法が見つけやすくなるそうです。

最後に、ボランティア活動に欠かせない大切なことは、「寄り添う」ことだと教えていただきました。

お互いに向き合って「見つめる」ことから始まり、横に並び、同じ方向に視線を向けることが「寄り添う」ことなのです。

    <第2回>(2月24日)

 

第2回目は15の国際交流活動団体にご参加いただき、ガイダンスを行いました。

まず最初に5分程度各団体の活動紹介があり、後半は参加者の皆さんに個別にブースをまわっていただきました。

今回ご参加いただいた団体は、アジアやアフリカの子どもたちの支援、外国人に日本語を教える日本語学習支援、姉妹友好都市との交流、留学生支援、観光ガイド通訳など、活動内容もさまざま。

参加者からは、松山市内にこんな活動をされている団体があったとは知らなかったという声もいただき、広く市民の方に活動内容を知っていただくよい機会となりました。

第1回目のお話にもありましたが、「0から1への道のりは、1から1000への道のりよりも遠い」と言われるほど、はじめの第一歩を踏み出すには勇気がいるといいます。

今回の講座を通して、ボランティア活動への第一歩を踏み出していただけたらと思います!


まつやま国際交流センターでは、地域に住む外国人がお困りの際、サポートしてくださる
ボランティアの登録制度「外国人オタスケマン」を設けています。
皆さんもぜひ登録して、在住外国人の方々をサポートしませんか。
興味をもたれた方は、 こちら をご覧下さい。
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